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 様々な場面で周囲の人が”深入りしない”という態度を取ることがありますが、これは事後に問題につながるケースがあります。

 先日の児童虐待死のニュースが繰り返し報道されていますが、これは無関心、あるいは無関心に着地しようとした結果かもしれません。

 一例として地域の方の隣家への詮索は平常は好ましくなく感じることも多いと思いますが、助かったと感じる場面もあると思います。

 深入りするかしないかの判断は”当事者が困窮しているかどうか”にあると考えます。

 放置されることで状況が改善されず、もしくは悪化して悲劇に至るケースもありますが、別のケースもあります。

 追い詰められることで”誰も助けてくれない””自分でなんとかするしかない”と思いこむ当事者がいるからです。

 その方を救う制度であったり、できる協力はある、もしくは専門家に解決して頂くしかない内容であるわけですが、本人が適切でない対処を強行してしまうことがあるのです。

 こういった状態の人に下手に「大丈夫ですよ」などと言ってはいけません。真剣に考えてくれていない、事なかれ主義で片づけられた、見捨てられたと思いこみます。

 つまり”深入りを避けられた”と感じ取られるのです。

 実際にどのように手を差し伸べるかは状況次第ですが、安易に事を片づけようとすることは厳禁です。特にそれを態度に出してしまってはいけません。

 


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